猫背・巻き肩が血流をどう阻害するのか― 姿勢を整えることは、血流を整えること ―

🧍‍♀️ 姿勢の乱れは“見た目”だけの問題じゃない

長時間のデスクワークやスマホ操作、家事などで
知らないうちに背中が丸まり、肩が内に入っていませんか?

「姿勢が悪い」と聞くと、多くの人は“見た目の印象”を気にします。
でも実は、猫背や巻き肩は見た目以上に 体の中の血流 に大きな影響を与えています。

体は血液によって酸素と栄養を運び、老廃物を回収しています。
その通り道が“姿勢の崩れ”によって圧迫されると、
筋肉や神経の働きにまで影響が出てしまうのです。


👉 猫背・巻き肩で起こる“胸の圧迫”

猫背や巻き肩の姿勢では、胸の前の筋肉――
大胸筋・小胸筋 が常に縮んだ状態になります。

この2つの筋肉は、肩を前に引っ張る力が強く、
縮んだままになると胸郭(胸まわり)が閉じ、
自然な呼吸がしづらくなります。

さらに胸の奥を通る 鎖骨下動脈・腋窩動脈 などの血管が圧迫され、
腕や手への血流が低下。
それに加えて、肩の付け根の神経束(腕神経叢)も圧迫されるため、
「手の冷え」「指先のしびれ」などの症状にもつながります。


🩸 血流が滞ると、体の中で起こる“連鎖反応”

血流が悪くなると、筋肉は酸素不足の状態になります。
その結果、筋肉の中で乳酸などの疲労物質が溜まりやすくなり、
さらに筋肉が硬くなる → さらに血流が悪くなる という悪循環が起こります。

これが、慢性的な「肩こり」「首こり」「頭痛」に発展していく流れです。

さらに、血流の低下は 自律神経のバランス にも影響します。
血管の収縮が続くことで交感神経が優位になり、
「リラックスできない」「眠りが浅い」「常に力が入っている」
といった状態が続くことも少なくありません。

つまり猫背は、筋肉だけでなく 体全体の緊張システムを壊す んです。


🫁 改善のカギは「胸を開く × 肩甲骨を動かす」

猫背・巻き肩を改善するためには、
まず 胸を開く動き が欠かせません。

胸の前の筋肉をゆるめ、肩甲骨を後ろに引くことで、
胸郭が広がり、肺がしっかりと膨らむようになります。

呼吸が深くなると、横隔膜や肋間筋が自然に動き出し、
全身の血流が活性化します。
また、肩甲骨の動きが戻ると、僧帽筋や菱形筋などの背中の筋肉が正しく働き、
「姿勢を支える力」が戻っていきます。


👐 やすまる鍼灸整骨院の施術では

当院では、猫背や巻き肩を「姿勢の問題」としてではなく、
血流の問題 として考えています。

  • 小胸筋・前鋸筋など、胸まわりの深層筋をやさしくゆるめる
  • 肩甲骨をスムーズに動かせるように調整する
  • 背骨や骨盤の動きを整え、呼吸が深くできる体をつくる

これらを行うことで、
「冷えが取れた」「手の色が明るくなった」「呼吸がしやすい」
と感じる方も多くいらっしゃいます。

血流が整うと、体温が上がり、代謝も改善。
慢性的なこりやだるさも自然と軽くなっていきます。


🌿 姿勢を整えることは、血流を整えること

猫背や巻き肩は、ただの“見た目の問題”ではありません。
筋肉・血管・神経――すべてが影響し合う、“循環の問題”です。

姿勢を整えるということは、
血流を整え、体の回復力を取り戻すこと。

「なんとなく疲れが抜けない」「常に肩が重い」と感じている方は、
もしかすると“血流の滞り”が原因かもしれません。


📍豊中駅すぐ/やすまる鍼灸整骨院
根本から体を整え、血流と姿勢を同時に改善。
“巡る体”を取り戻して、軽やかな毎日を。

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