首コリ

①頭を下に向けると首が痛い場合

『僧帽筋』という筋肉が原因の可能性があります。普段から肩をすくめた状態でパソコンなど使っていると僧帽筋がガチガチになってしまい、硬くなった状態の筋肉が伸ばされることで痛みが発生します。キーボードやマウスの手前に『アームレスト』などを置き、腕を机に置く習慣を身に着けると症状が軽減した場合、僧帽筋が原因の首コリだといえるでしょう。

　また『板状筋』という筋肉が原因の場合もあります。頭が前方に倒れないように首の後ろ側を常に支えてくれている筋肉のことです。ストレートネックやスマホ首の呼ばれる状態になっていたり、長時間のデスクワークや家事育児で頭が前方に倒れた状態（ヘッドダウン）になることで筋肉を傷めてしまいます。斜め下を向いた時に反対側に痛みがある時は、板状筋が首コリの原因の可能性があります。

②上を見上げると首が痛い場合
また板状筋という筋肉が原因の可能性があります。首から背中にかけてついている板状筋が硬くなると、背骨と首の骨が上手に連動した動きが出来なくなり、首の後ろ側に痛みが発生します。深呼吸をして胸郭を広げながら姿勢を正して頂けると、板状筋に掛かる負担を軽減することが可能です。

　または『胸鎖乳突筋』が原因の可能性もあります。首の前側の筋肉がカチカチになることで、常に頭が前方に倒れようとします。その状態のまま綱引きのように後方から引っ張ってしまうことで痛みが発生してしまいます。上を見上げた時に顎を突き出すように動きをしてしまう場合、胸鎖乳突筋が原因の可能性が高いといえます。

③首をかしげるように、横に倒すと痛い場合
斜角筋という筋肉が原因の可能性があります。首から肋骨についている筋肉で、内巻き肩になり呼吸が浅い状態を続けているとガチガチになってしまいます。ストレスを感じると硬くなり、睡眠の質も低下してしまうので全身の倦怠感にもつながってしまいます。バスタオルを使ったストレッチを行うと斜角筋を緩めることが可能です。