冷え性

『筋ポンプ作用』と呼ばれる筋肉に備わっている血流をよくする機能があります。
筋肉が減ることによりこの機能が低下してしまい、血流の低下を起こします。
筋肉を柔らかく保ち、普段から鍛えることで筋ポンプ作用を高めることが、冷え性にならないためには必要です。特にふくらはぎが「第二の心臓」と呼ばれるほどに血流に関与しています。ふくらはぎのケアを行ってから運動をすることで血流改善の効果が期待できます。

またヒトは胃や腸といった『内臓の血流』が悪くなってしまうと、手足が冷えてしまいます。内臓が機能不全を起こさないように、手足よりも優先して血流を良くしようとしているからです。
姿勢不良により内臓が常に圧迫されている方は、手足より先にお腹や腰回りを温めることが大切。冬場は湯たんぽや腹巻を使いお腹周りを温めると、結果として手足の冷えにも良い効果が期待できます。

【足の冷え性の場合】
股関節を流れる腹腔動脈や大腿動脈など大事な血管が圧迫されていないかどうかを確認します。腸腰筋などインナーマッスルと呼ばれる筋肉がカチカチになってしまっているとこれらの血流の低下が考えられます。
またデスクワーク中の姿勢不良により股関節に負担がかかっている場合もあります。
筋肉、骨盤、姿勢など総合的に原因をとらえて同時にアプローチすることで冷え性改善へのケア方法を提案いたします。