
「疲れているのに、布団に入ると眠れない」
「夜中に目が覚めて、朝もすっきりと目覚められない」
「寝たはずなのに、日中に強い眠気がある」
こうした睡眠トラブルに悩む方は決して少なくありません。実際、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」では、成人の 5 人に 1 人以上が「睡眠の質に満足できていない」と回答しており、特に 30 代女性のうち約 32% は、睡眠そのものに不満を感じていると報告されています。
とはいえ、睡眠の問題は「眠れないこと」だけではありません。睡眠の質という視点で全体を見ていくことが重要です。
睡眠の質とは──レム睡眠とノンレム睡眠、体の回復と脳の眠り
睡眠には、大きく「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があり、それぞれ質が異なります。
- レム睡眠:体は休息しているが脳は活動状態、浅めの眠り(夢を見る状態)
- ノンレム睡眠:脳も体も休息している深い眠り
脳の疲れは特にノンレム睡眠で回復し、身体の疲れは主にレム睡眠で といわれています。
でも、「寝たはずなのに疲れが抜けない」と感じる人が多いのは、こうした「眠りの質」が低下しているサインです。
なぜ眠りが浅くなる?原因を分解して理解する
1. 自律神経の乱れ
ストレスや日常の緊張で 交感神経が優位のまま になると、副交感神経への切り替えがうまくできず、眠りの質が低下します。
2. 睡眠リズム(概日リズム)の崩れ
不規則な生活で体内時計がズレると、「自然な眠気」が来なくなります。
3. ストレスや心身疲労
強いストレスや精神的緊張は レム睡眠の割合を増やし、深い眠りを減らす ことが知られており、睡眠の質を著しく下げます。
4. 女性ホルモンの影響
生理周期でのプロゲステロンの変動や、更年期のエストロゲン低下は、睡眠ホルモンの分泌にも影響し、眠りを妨げます。
5. 睡眠時障害(むずむず脚症候群など)
レストレスレッグス(むずむず脚症候群)や周期性四肢運動障害などがあると、浅い眠りになりやすく熟睡できません
睡眠の質を上げる具体的な対策
■ 毎日の習慣づくりで改善する
- 起床・就寝時間の固定 → 体内時計が整う
- 刺激物(カフェイン・アルコール)やスマホ・PCは控えめに
- 昼寝は15時前に20〜30分程度にする
- 就床時間を適切に管理し、早寝早起きの習慣化を付ける
■ 睡眠環境の整備も忘れずに
- 寝室は暗く、静かで、リラックスできる空間に整える
- 寝具も自分の体に合ったものを選ぶ(硬すぎ・柔らかすぎは避ける)マットレスと枕の相性も大切
■ 「身体の緊張」をほぐす工夫も効果的
- 深呼吸やストレッチ、軽い運動で体と心をリラックス状態に導く
- 鍼灸や整体で首肩の筋緊張を緩めるのも、自律神経のバランス改善につながります
やすまる鍼灸整骨院でのサポートも可能です。

やすまる鍼灸整骨院では、以下のようなアプローチで睡眠の質改善をサポートしています:
- 鍼灸施術:百会・安眠などのツボで副交感神経を活性化
- 筋緊張の緩和:姿勢改善・頸部交感神経節への刺激軽減
- 呼吸の改善:胸郭の可動性を高め、迷走神経反応を整える
「施術後は体が温まってよく寝られた」「夜中に目覚める回数が減った」などの声も多数いただいております。
まとめ:眠りが浅いのには理由がある
眠りの浅さや夜の中途覚醒、朝の疲労感は、現代のストレス社会で多くの人が抱える問題です。しかし、その原因は「自律神経の乱れ」だけでなく、体内時計・睡眠リズム・ホルモン・身体の緊張など、複合的に絡み合っています。
だからこそ、セルフケアと専門的な治療を組み合わせることで、本当に「朝まで眠れる」「翌朝すっきり起きられる」状態へ近づくことが可能なのです。
▶ 睡眠や自律神経の不調は、放っておいても改善しにくいものです。
お悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
当院|豊中駅すぐの「やすまる鍼灸整骨院」では、睡眠改善のためのケアを丁寧にご提案しています。